【動物の感染の報告が出始めた新型コロナウイルス】

錦戸です。
 

今までの犬や猫のコロナウイルス感染症は犬には下痢などの消化器症状の、猫では伝染性腹膜炎の大元になりますが病気が種を越えて伝染はしませんでした。
 
しかし新型コロナウイルスでは動物に感染の例が報告され出しました。
 
ただ、漢方的な対応は旧型も新型も基本は同じです。体力、免疫力をしっかり維持することがあらゆる病に打ち勝つ基本だからです。これは人間も同じです。

私はこの大事な部分を支えたいと思います。

ペット漢方研究会の理念

(なぜペットに漢方やサプリメントを処方するようになったのか?)

漢方薬での治療の成功

熊本で、漢方の良さを実感し、統合医学を志しています。 獣医師 錦戸正己といいます。

私は、難病の子たちに現代獣医学的観点に基づく治療と、漢方薬や私たちペット漢方研究会で開発した食べやすいサプリメントでの治療を、 併用して行っており、結果を出しています。難しい病気や重い病気を中心にしているため、日夜治療に追われていますが「より良いペットの漢方治療」推進のため、一肌脱ぐことにしました。

経歴

1955年

8月27日生まれ

1973年

熊本県立済々黌高校卒業

1977年

北海道酪農学園大学卒業 下関山県獣医科病院勤務

1981年

同病院 副院長を経て、熊本市に「錦戸獣医科病院」を開業

 

漢方だからできる事、漢方でしかできない事

現在、人の医療も我々獣医師の医療も、主体は西洋医学に基づいた治療がおこなわれています。 獣医師である以上、現在の西洋医学を主体にしてきましたが、どうしても治らない事が多々ありました。

私は、飼い主さんとともにペットの病気をどうにか治してあげたい、元気にさせたいと、散々悩んできました。加えて、さまざまな薬や民間療法を試してきましたが、あえなく病気に負け、悔しい思いをしたことも幾度とありました。

とくに末期がん(腫瘍)や難治性の皮膚病に対して、西洋医学の限界を感じ、私は東洋医学(特に漢方薬やサプリメント)に興味を抱きはじめました。そこで気づいたのは、西洋医学は症状を改善する、漢方は体の中から治癒力を引き出すということです。

西洋医療も東洋医療も、本来、生命を救うために存在しています。

西洋医療が、いかに悪いものをやっつけるかという点を重視した対症療法に長けているのに対して、東洋医療は、悪いものそのものに働きかけるのではなく、その根っこに潜んでいる問題を探り出し、いかに体内に備わっているチカラを活かしてやっつけるかという原因療法に長けています。

東洋医学を積極的に取り入れ、さまざまな漢方薬を組み合わせることによって、大変よい結果がでましたので、ここに当ホームページを開き、癌や腫瘍、白血病・猫エイズ・伝染性腹膜炎などの免疫系の病気や、難治性皮膚炎やアカラス、脱毛・湿疹などの皮膚病、また心臓肥大や心臓弁膜症などの循環器系疾患など、難病治療を専門として、西洋医学と東洋医学の融合によるまったく、新しいペットの難病治療を提案しています。

より深く「漢方だからできること、漢方にしかできないこと」を実践し、最先端技術を含めた西洋医療を合わせていくことが、皆さまへの恩返しになると考えている次第です。
 

診療方針

治療方針

以下の難病治療のより良いアドバイス、および漢方薬やサプリメントのご紹介を行っています。
  • 免疫系疾患(癌や腫瘍、白血病、猫エイズ、伝染性腹膜炎など)
  • 循環器系疾患(心臓弁膜症、心臓肥大、心不全や心臓発作など)
  • 皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、アカラスなどの難治性皮膚病、脱毛や湿疹など)
  • その他の疾患(肝臓病、腎臓病、前庭疾患、脳障害など)
 
ペットの難病治療の基本は、体内から自然治癒力を引きだし根本から底上げをしていく東洋医学的治療と、手術や現代医療などの西洋医学的治療を組み合わせて行うべきだと考えています。
 
私は獣医師として、現在に至るまでの手術実績、古き良き東洋医学の考え方やサプリ学、およびペット漢方研究会開発品を取り入れて、ペットの難病のお悩みを解決する最善の方法を考えます。
 

錦戸獣医師の実績と遺言

熊本で獣医科病院を開設して、30年以上になります。
今まで、熊本市内で病院治療、および当ホームページでご相談を受けておりましたが、このたび両親の介護のため、熊本天草へ帰郷する事となり、2012年3月15日をもちまして、熊本市内の病院の方は一旦閉院いたしました。
しかし、天命とも思っている獣医師としての道は最後まで全うしたいと強く思います。今後は、今まで培ってきた30年以上の治療・手術経験、そして独自に積み重ねてきた漢方治療(東洋医学)を合わせ、難病で苦しんでいる猫や犬たち、そして飼い主さんたちの力となるような新しい統合医療の形を、ずっと一所懸命追求し、蓄積された結果、ここまでの様々な良い症例と実績で貢献されました。
 

遺言
ペットの漢方研究会
獣医師 錦戸正己

錦戸です
この文章が載る頃には、私は既にいないと思います・・・
私自身は疲れ知らずの超人を自負していたのですが、残念ながら人生の幕を引くことになりました
とても悔しいですが、それよりも・・・
 今まで応援して下さった方々には今一度、深くお礼を申し上げます。
 また、かわいい子達を残して逝くこと、深くお詫びいたします。 
 何卒お許しください
 ただ・・・
研究会の中尾先生(漢方薬剤師、サプリ制作、榎屋漢方薬舗)、門口先生(事務局 漢方アドバイザー:ウィルドラッグ)は、私の漢方の師匠でもあります。
正直、現代医学に行き詰っていた私に光を与えてくれ、漢方の知識を注いでくれたのが、この2人です。
中尾先生は三中参の生みの親でもあり、少なくとも九州トップの漢方の雄。知る人ぞ知る大家です
もう一人の雄、門口先生もまた大家であり、漢方処方の判断に困る時はいつも助けてもらっていました。
実際処方の8割は門口先生に助言を受けていました
 これからはこの2人に、全てを託します。この2人なら安心して託すことができます
当面の返信は門口先生にお任せしますので、これまで通り、漢方相談は大丈夫です。
皆さん、ご安心下さい
悔しくないはずはありませんが、ある意味天命を全うしたような気がします
その思いを抱いて、永遠の眠りにつきます。
皆様、本当に有難うございました
 
2022年12月10日病床にて
錦戸 正己

Copyright Nishikido Veterinary Clinic. All Rights Reserved.