錦戸先生と私(ウイルドラッグ門口忠祐)

はじめまして。
私は、ウィルドラッグの門口忠祐です。
私と錦戸先生が出会ってから、かれこれ数年が経ちます。
今回、錦戸先生と一緒に薬店の店主として、ペットの健康相談のサポートスタッフをさせていただくようになりました。
今後、皆様お見知りおきをお願い致します。
さて、そのきっかけとなるお話をさせていただきます。長文ですが、少しお時間を下さい。
1.秋田犬「リキ」の想い出

中学3年の秋、初めて犬を飼って貰いました。兄が知り合いの方から分けて貰った秋田犬で、リキと名づけました。
リキの兄弟は何匹も品評会で全国優勝する程立派な血統なのに、リキは油断するとすぐ尻尾がダラーンとなってしまうため、生後3ヶ月で既に駄犬扱いされていたようです。ですから、立派な小屋つきで5万円で分けて貰ったのですが、後から聞くと小屋代が5万円で本人(本犬?)はタダだったようです(笑)。
でも、念願のペットでしたから兄弟3人で末弟のようにとても可愛がっていました。全然芸も覚えずご飯ばかり食べていましたが、おちゃめなところが可愛くて仕方ありませんでした。
愛していたのに・・・
そこまで愛しケアしていたのに、散歩中何回も怒りに駆られる事がありました。
秋田犬ですので、自転車のサドルにリードを括り付けて毎日3〜5km走っていたのですが、時々急に止まるのです。
力と重さのある秋田犬に急ブレーキを掛けられると、転倒します。スピードも出ているので怪我(私が)もします。止まった後は、またすぐに走り出すので、絶対気まぐれな犬だからだと思っていました。ですからある時、例の如く転倒した私は、怒りにかられてリキの背中を思いっきり叩いてしまいました。
頑丈なリキが「ギャーンギャーン。」と1分近くも悲鳴を上げた時、我に返って「ごめんごめん。」と泣きながら背中をさすったのです。「ごめんよ、リキ。本当にごめん」。
意外な事実!

そんな苦い思いもした高校卒業後、実家を離れたある日、弟から電話がありました。
散歩中に急停止する頻度が加速して増え、どうもおかしいと地元の獣医さんを尋ねると、フィラリアで殆ど手遅れらしいとの事でした。リキは走っていてもフィラリアで心臓が苦しくなって止まったのです。その後は、私に置いて行かれまいと健気に必死に走っていたのです。
もちろんフィラリアの話を聞いた後は、帰省する度にリキには優しく接しましたし、リキも思いっきり私に甘えてきましたが・・・。
病気の事を知った夜と数年後リキが死んだ日の夜、私は一晩中泣き続けました。
もっと早くに理解してあげられたなら・・・
病気の事をもっと早く理解してあげられたら手遅れにはならなかっただろうし、散歩中に怒ったりしなかった。少なくとも棍棒で叩いたりする筈がなかった。
他人にはすぐ牙を剥くあのリキが、私に棒で叩かれたら悲しい声で1分間もの間大声で鳴くしかなかった・・・。辛い思いをさせてしまった後悔とリキへの愛おしさが私を眠らせませんでした。
その後ずっと・・・
1ヶ月に1回はリキの夢を見ました。病気のリキを気遣う夢か、病気が奇跡的に治りリキが元気に走り回り大喜びしている夢のどちらかです。
その後ずっと・・・ウィルがやって来るまでは・・・。
2.猫のウィルがやって来た!
そんな事情で、私は犬は大好きですが猫は犬程には好きではありませんでした。
迷子の子猫?
ところが・・・8年前の秋、当時勤めていたドラッグストアで食事を終え、休憩室から出ようと扉を開けたとき・・・そこに1匹の子猫がいました。ふわふわの毛に覆われ目がクリクリしていて、猫にはさほど興味がなかった私が、つい目尻を下げてしまうような可愛子ちゃんです。
お客様に問い合わせても皆さん心当たりがなく、どうも一人で迷い込んできたようです。ご近所の、猫をお飼いの方、猫好きの方に問い合わせてもやはり無駄でした。
譲り受けたいと申し出る方が何人かいたのですが、皆「今晩家族の了承を得る。」等の理由ですぐには連れて帰らず、猫好きの方に一晩だけ預かってもらいました。
数日が過ぎて・・・

店では飼えないので、仕方なく(心を鬼にして)100m程離れた空き地に置いて(捨てて)きたところ、彼は先に店に戻ってきていました。あれっと思い再度、再再度やっても、何故か私より先に戻って、やはり休憩室のドアの前にちょこんと座っています。
その晩家内にその話をすると、「どんな子なのか一目見ておきたかったね。」「見たら飼いたくなっちゃうね。」「そんな事はないだろうけど、もし欲しいと言っている人が皆ダメになったら家で貰おうよ。」「なんですぐ連れて来なかったの?」と、どんどん話が膨れてしまいました。
で、実際その日に申し出ていた人達が、不思議な事に次の日皆さまざまな理由で(涙ながらに)断ってきました。最後の人の断りの返事を嬉々としてお受けし、この「天使からの贈り物」を休憩時間にダッシュで連れて帰りました(笑)。
そして、現在に至る。

この猫のチビスケはウィルと名づけられ、以後我家の宝物兼王子様として君臨しています(笑)。
リキの経験がありますので、ウィルの健康にはまさしく「親ばか」な程注意を払っています。そして、いつの間にかリキの哀しい夢は見なくなりました。
3.錦戸先生との出会い
2度とリキの時のような思いをしたくない、させたくないので(過保護にならない程度に)、予防接種等を含め考えられる健康管理をしてやるため、近所に評判の良い獣医さんがいる・・・と話を聞き、すぐ錦戸先生をお訪ねしました。
はっきりいって、私は錦戸先生を名医だと信じています。また、連れて行って大正解でした。
錦戸先生のすごさを実感
ある時、たまたま錦戸先生が出張中の日にウィルが嘔吐を繰り返し、少し血まで混じっていたので、とりあえず他の獣医さんに連れて行きました。
大事に至らなかったのですが、注射を打つ時が大変でした。押さえつけると、猫はとても嫌がって大声で喚くように鳴きます。注射1本に大変な労力を要したのです。
翌日。この日も注射を打ってもらうようにと主治医から言われていたので、ウィルを連れて錦戸先生の所に行きました。すると、フギャーと言う暇もなく、たったの1秒で注射が終わったのです。ウィルは「あれっ?今から一暴れしようと思ったのに・・・。」と、キョトンとしています。
それ以外にも、他の件で診察を受けに行き、別の症状まで見つけてもらえるということが何回もあります。
私が全幅の信頼を置くのは当然でしょう。
錦戸先生と共に、協力体制が出来上がったいきさつ
そんなある日、夏場のシャンプーカットに行った時、たまたま先生の手が開いていて世間話をした時のことです。
「動物にも癌(がん)があり、難治性皮膚炎や心臓病と共に日夜頭を悩ましている。」
「熊本だけでなく、他県の獣医さんからも手に負えなくなった子達が紹介されて来院される事が年々増え、色々悩みながら試している。」
というお話になりました。

私自身、人間用ですが胃癌、大腸癌、胃潰瘍、慢性胃炎、十二指腸潰瘍等消化器の漢方相談サイトを運営していますので、様々な症例について時間も忘れ話し合い、情報交換して頂いた訳です。
またその時のタイミングが、(私が会長を、相談堂の中尾氏が学術部長を務め)「日本統合医療研究会」中尾氏達で考案したペット用サプリメントが試作段階にはいった頃でした。いつもお世話になっているお礼に少しでもお役に立てれば・・と早速、錦戸先生に試作品を使って頂いた訳ですが、錦戸先生が「門口君、あのサプリはすごいよ!いい結果が出てるよ!」と話してくださいました。
その結果はこのHPのとおりです。錦戸先生(やさしい先生ですが・・・)に金棒がついてしまったのです。錦戸先生も「バリバリ難病で苦しむペットさんを助けるぞ!」と、張り切っています。
これがさらにご縁を深める事になり、錦戸先生・相談堂の中尾氏・そして私の、3人での協力体制が出来上がった訳です。
亡き秋田犬のリキが導いてくれたのかも知れません。
あの時の思いがあるから今、すべてのワンちゃん、ニャンちゃんを初めとする、皆様のパートナー達のお役に立ちたくて仕方ありません。
また、生命ある限り大切にしてあげたいと思うのです。
これからも、少しでも皆様のお役に立てたら、リキもきっと喜んでくれる事と思います。
あ、それから錦戸先生、これからも頼りにしていますので我家のウイルの事も宜しくお願いします!

